「居場所」は、生きる力になるから
「居場所」という言葉を聞いたとき、あなたはどんな場所を思い浮かべますか?
家?
学校?
カフェや図書館?
ネットの中のコミュニティかもしれません。
でも、私たちが考える「居場所」は、単に「いられる場所」のことではありません。
そこは、誰にも無理をしなくていい場所。
評価されることも、比較されることもなく、ただ「その人らしさ」が、そっとそこに存在できるような場所です。
大切にしたいのは…
人は誰でも、「ここにいていい」と思える感覚を必要としています。
それは、子どもも、大人も、お年寄りも、そして、何者でもない「わたし」にとっても同じ。
けれど、今の社会には、その感覚を得られる場所があまりに少ないのが現実です。
たとえば、不登校の子ども。
学校という枠の中で「普通」でいられないことで、どこにも自分の居場所を見つけられない。
子育て中のお母さん。
誰かに頼ることすら「甘え」と見なされ、ひとりきりで疲れ果てている。
そんな人たちにとって、「居場所がある」ということは、生きる力が少し戻ってくるということなのです。
虹色ドットコムは、「必要な人に、必要な情報が届く社会」を目指して生まれたポータルサイトです。このサイトでは、全国各地にある多様な「居場所」を紹介しています。
それは、子ども食堂やフリースクール、放課後等デイサービスやホームスクーリングの支援拠点。
また、LGBTQ+の人たちが安心して過ごせるスペースや、介護や就労支援を行う場所。
地域の中にある、ほっとできる大人の居場所や、親子で過ごせるカフェのような空間まで。
同時に、わたしたちは「場所」だけでなく、「そこで得られる感覚」も大切にしたいと考えています。
たとえば──
・何もしなくても責められないこと
・一人で過ごしても、誰かといてもいいこと
・話しかけてもいいし、ただそこにいるだけでもいいこと…などなど
それが「ありのままでいられる」ということ。
誰かの理想に合わせる必要はない
自分が「これがちょうどいい」と感じられる環境を、自分で選んでいい。
私たちは、そう思っています。
でも、そのためにはまず「知ること」が必要です。
どこに、どんな居場所があるのか。
どんな人がいて、どんな時間が流れているのか。
どんなことができて、どんなふうに受け入れてくれるのか。
虹色ドットコムは、その最初の扉です。
ありのままで居られる居場所
検索すれば、あなたの地域の居場所が見つかります。
「静かな部屋がある」
「何もしなくていい」
「勉強を教えてもらえる」…などなど。
そんなキーワードから、自分にぴったりの居場所を探すこともできます。
ひとりで苦しまないでほしい。
誰にも言えない気持ちを、心に抱えたまま歩かないでほしい。
「自分にも、帰れる場所がある」そう思える体験が、きっと明日を少しだけ楽にしてくれるはずです。
虹色ドットコムは、あなたの「ここにいてもいい」という感覚を、いちばん大切にしています。